農政について ー 「除草剤税」とかどう?

農政についての議論が激しくなって来ているようです。 
 
私もたまに、今回の行政改革委員の方とかにお声がけ頂き、なんかしゃべれと言われてしゃべるのですが、残念ながらうまく伝わっていない感じなのと、
 
昨今の議論を見ても、なんかパワーゲームな感じがしちゃうので、簡単に思う所を述べたいと思います。
 
ちなみに「パワーゲーム」っていうのは、農協に大量にある預金を都市銀行が欲しがっているんじゃないか?とかそんな事です。
 
農政で、目下必要なのは、日本の農業が、安全で効率的になる事だと思います。

現在はその真逆にあります。
 
農地は放置され、「輸出」の掛け声ばかりかかっていますが、品質対コストで考えれば日本の農産物の競争力は小さい状況にあります。
 
では、なにが必要か?
 
安全で、生産性の高い農家(やる気の農家)に土地が集約、移転される事が必要です。
 
その為に何が必要か。 「やる気の農家」を特定して補助金を上げるというのは難しいでしょう。 人農地プランとかありますが、あまり機能していません。
 
私は例えば以下のような事が最も有効だと思います。

1) もう人口も減って空き家だらけなのだから、ゾーニングの徹底で、農地の転用を絶対認めないというのをハッキリさせる
 
2) その上で、農地にもある程度の固定資産税をかける (2万円/反ぐらい?) ことで農地を放置するディスインセンティブをかける
 
3) 更には、農薬や除草剤に一律に課税し、生産性の高い/技術力のある農家に農地を集約を加速させる
 
実は、更に言えば、海外現地生産。日本のメーカーがみんなやっているように、 より条件の良い生産地で、日本の資本でもって生産をしブランドを作るというような事が、最も重要だと思います。
これは民間ベースで出来るはずだし、農政うんぬんではないですが。

 
農薬/除草剤については、いろいろな意見があると思いますし、国民がどう考えるかだと思います。
ただ、こういうことが本質論ではないかな?と思うので、議論喚起まで
 
ちなみに、企業が農業に参入するに当たって気をつけたい事は ここ  に少し書きましたが、また近々各予定です