「私達」こそが、平和を守る主体であるべき

日本と隣国の緊張が高まっています。
 
防空圏が一方的に広げられて、それをアメリカは結局放置し、うやむやになっています。
そんなこともあれば、安部首相的にもいろいろなバランスの中で靖国訪問も必要になったのでしょう。
 
このような状況の中、誰が平和を守るのでしょうか?
 
平和憲法を持っていたって、平和は創れません。

いくら平和を訴えても、自分が弱くて、より強いのが攻めて来たら、平和でもなんでもない。
 
そして、残念ながら多くの偉い(=現時点で権力がある)人は、「自分の失脚」と「戦争突入」どちらかしか選べないとなると、後者を選ぶのが世の常です。
 
今、テロだなんだと緊張が起きているのは、日本周辺だけではありません。世界的な現象です。
 
この原因は、いろいろありますが、ざっくり言うと、僕の理解では
 
「国」という機構が、人/モノ/情報/カネが素早く動く今の時代に合わなくなってきて、綻んできている。
その反作用として、権力者がナショナリズムを高めたい傾向がある、と思います。
 
一部の「国」という枠組みがとても必要な人と、あと軍需産業(戦争があると儲かる人)などが緊張を高めるべく動いていると考えるのが自然だと思います。
 
テロだって、唐突にテロする側がたまたまやるんではない。起きる国がマッチポンプ的にやっていたり、あるいは外国の中枢が裏で糸を引いていたりというのが、大抵のケースでしょう。
 
一方で、「普通の一般人」にとっては、何が都合がいいのでしょう? 
 
分かりやすく考えると、
中国の普通の自分の頭で考える人が、「防空圏広げよう!」と思うか?と。
日本の一般の人が、「とにかく、周りの人の感情とかいいから靖国行ってくれ」とか思うでしょうか?
 
普通、思ってないでしょう。特に友達とかが国を超えて居るケースも多いと思いますが、そういう自分ごととして本当に捉えれば、「わざわざそんなことするなよ、、、」と考えるのが普通じゃあないでしょうか。
 
お互い、「なめられた感じがしてムカつく」というような感じで頭に血が上っちゃって(煽られてのぼせられちゃって)というような、小学生レベルの感情が高まっている&煽られている気がします。
 
EUが、いろいろな所得格差があったり、通貨や制度が違うのを、もがいて乗り越えて行っているのと、大きなレベルの差を感じます。
 
政治、行政、軍、旧来のマスコミ などのトップは、「国」という枠組みを変えたくない人達です。
アジアや世界でもっと統合していこう というような、マトモな流れに逆行したい人達です。
 
戦争をしたくないのは、一般人(自分で考えられる人)です。
 
なので、一般人が、自分の頭で考え、国を超えてすばらしい状況を沢山つくる事が大切だし、平和を守る上で、唯一有効な手段なのではないかと思います。
 
例えば、僕は1月後半に、中国の友達何人かが長野に遊びに来てくれるので、そのツアコンをします。
将来的には、仲間でスキー場を買って、中国の方が沢山来るスキーリゾートに進化させるプロジェクトをやりたいね、と話しています。
 
そういう細かい事ひとつひとつの積み重ねこそが、平和を守る力になるし、
むしろ、唯一に有効な力なんじゃないかと思います。
 
海外の友達を増やし、絆を深めましょう。
 
マスコミの情報を元に意見をするのは止めましょう。 自分のパーソナルな国際体験を重ねましょう。
 
余談になりますが、とんちというか、そういうセンスが、頭に血がのぼっちゃっているのを冷ますのにいいですよね。 防空圏→靖国 って、センスが無さ過ぎるというか。
 
「防空圏広げられた分、今年中に撤回しないと、こっちも丁度同じ面積そちら側に広げさせてもらいます。防空圏って意味分かんなくなっちゃうねw」
 
「新たな防空圏設定で、二重設定となった地域を飛ぶ飛行機の航空券90%オフキャンペーン中!但し撃ち落とされても保険は効かないので予め了承下さい!」 
 
「面会謝絶されたので、首相自ら夜討ち朝駆けで会おうとしてみた!」

とかやれば、バズって人々が冷静になる一助になると思う。
 
要は、お偉方は煽りたいわけで、そういう人にとって一般人の頭に血をのぼせちゃった方が操りやすくて都合がいいというのは、とても真実だと思います。