ハーバードを目指す中高生に授業をして感じた事

先日、とあるご縁で、IGS という、中高生向けに、国外トップスクールの準備をする塾でお話をして来ました。
 
海外の学校は、エッセーなどで、自分の存在意義や、歴史観などを問われるせいか、私のような変わり者に授業の機会を頂いたので、頭をゆさぶってみようと、行って来ました。
 
普段は、授業参観に行ったりすると吐き気を催すほど学校嫌いなのですが、ここはとても良い雰囲気の場で気持ちよく授業ができました。
 
以下、面白かった事 印象に残った事などをつらつらと
 
ロジカルシンキング(ロジックツリー)のケーススタディーをやったのですが、普通にどんどんできる。こういうのを高校生の授業でもやるべきだし、 一方でユニクロが大学一年生に対して採用活動する気持ちはよくわかる
 
若い人の頭の柔軟性は、やはりスゴい。 これからの20〜30年が、数百年後から見た時にどうなるか?という投げかけに対して、普通に、「国という単位は無くなる」等の答えが出て来た。
オジさんがついて行けなかったのは、「キーワードは4次元」というもの。 彼の頭の中にはどんな近未来がシミュレーションされているんだろう!? とても面白かった。 これからも、中高生と触れ合える機会があれば優先的に会いたいと思う。
 
そうはいっても、当たり前のことだが、「ハーバードに行こうか、東大に行こうか」といった とても矮小な視野で重要な選択を考えてしまっている。 これからは、中国、インド はたまたBRICSだから、そっちの学校に行っといた方がいいのかどうしようか?とか考える奴は、例えハーバード受からなくても人生どんどん切り開くだろうし、 逆に、有名大学に行けばいい将来があるはず、と思考停止している奴は、例えハーバード行ってもモノにならないだろうなー と実感。
 
当日は、晴れた日でフリーマーケット日和だったので、特に思ったのが、授業を教室で聞くより、フリマで売り・利益を出そうと格闘した方が、彼らの人生にはよっぽどプラスが大きいだろうなー もう十分頭はいいんだから。。。 といったような事。
 
イートン(イギリスの全寮制トップ高校)の教育はすごい。 僕は、海外のトップスクールの教育がよくわからないので、イートン→ハーバードの友人に来てもらい、よかったことを話してもらったんですが、 彼らは1年の1/3を充てて、ヒットラー時代のことを深く掘り下げて勉強する というようなことをやるらしい。 現物の政府内の文書や新聞等を一つ一つチェックしながら、深く探求する。
これは、日本でいえば、 第二次大戦がなぜああなったのか?を深く探求するということだし、結果、今の世の中、政府負債が積み上がったり、大企業がマルファンクションを起こしている状況について、しっかりした視座を持てるという事な気がして、日本との教育レベルの差に愕然。

以上。 頑張れ若者! 未来は俺たちと君達が切り拓くべ。