木村処女作米 販売開始!!!

私が田植え、除草、稲刈りをした、「木村処女作米」 販売開始します!
 
浅間山南麓の抜群の陽当たりの下、蛍が飛び交う水で育てられた無農薬米。
長野からの直送なのでそもそも安心ですが、放射能チェックもばっちりやっています。安心なお米なので、是非玄米、胚芽米(五分〜七分精米)をお試しください!
若手農家のリーダー格、雑誌Agrizmを作った米のプロ「信州ファーム荻原」さん監修なので、品質間違い無し。
 
精米後3日以内着でお届けします!
 
今回限定600キロの販売です! 
 
精米比率は、玄米、五分、七分、白米の4タイプご用意。
 
品種/規格は、木村が植え付け、管理、刈り取りを行った田んぼは「無農薬コシヒカリ」ですが、
さっぱりすっきりの「ササニシキ」、モチモチ感たっぷりの「ミルキークイーン」もお分けします。

おすすめは、「お試し新米セット」。
 
無農薬コシヒカリ2キロx 2(白米、7分精米)、ミルキークイーン2キロ、ササニシキ2キロが入り、送料込みで5350円です。

価格は単純明快にキロ600円+送料(合計20キロまで550円)。
1キロ600円、2キロ1200円(送料別ですが手渡し想定)
5キロ3550円、10キロ6550円(送料込み)とさせて下さい。
精米したてをお召し上がり頂きたいので、是非5キロ〜ロットでご注文ください。

注文は木村まで 
[ お届け先名前、住所、電話番号、お米の種類(あるいは「お試しセット」)、精米比率、必要重量 ] 
をメールあるいはfacebookメッセージで下さい。
 
今回監修してくれた、信州ファーム荻原さんのページはこちら: http://shinshu-farm.com/index.html
私も、シーベルトベースの簡易ガイガーは持って、出荷するものはすべてチェックしていますが、こちらでもよりしっかりしたガイガーカウンターでチェックをしています。(詳細はウェブ)

とれるまでの経緯の写真はこちらです。


田植え、指導を受けながらやりました。
 

写真に写りませんでしたが、蛍の飛び交う素晴らしい水
 

無農薬で除草剤使わないので、夏の除草は大変です。 
 

でもこの素晴らしいチームが助けてくれました 
 

そして実りの秋!
 

このような重いコンバインを大型トラックで次から次へ移動します
 

刈り取った田んぼのワラはとてもいいにおいがして、ふかふかで気持ちいいー!
 

収穫も、ものすごいでかいコンバイン(AR80)でやらせて頂きました
 

収穫ピークで本気モードのミーティング。荻原さんのリーダーシップの下、いいチーム
 

ありがとう、荻原さん、みなさん!
 

〜〜〜このお米作りに至った経緯〜〜〜

「なぜ米か?」
 
私は農業に携わる当初から、お米に大変関心をもっていました。
なんと言っても、日本人の主食。農業やるなら是非やりたい。
家族にも「農業は挑戦だけど、食うものには困らせないからやらせてくれ!」と言っているし、人を巻き込んで引きずり込もうとする時も、「給料はどうなるかわからないが、食うにはこまらせないから!」と言い切って連れてこようとしたりしています。
 
そして、マクロに見ると、食管法以来ずっと国の関わりが強く、ある意味「歪んでいる」市場。「代々の田んぼを守る」意識も強く、田んぼの流動性がひくく、「〜200万人の兼業農家(週末農家)が〜2反づつ持っている」超非効率状態。いろいろ機械必要だが、超たくさんの人が小型の機械を持っている状況。そんな兼業農家も高齢化甚だしく、畑を探しに行くと「畑より田んぼ借りねえか?」というような反応がちらちら出てくる状況になって来ています。
 
こういう穀物は本来大規模にやった方がいいのですが、保存できる商材で価格交渉力を持ちにくく、また補助金(戸別保証など)への依存度も高いので、大手や農業生産法人がまだまだマイノリティーにとどまっている状況です。
 
ということで、とてもボラタイル。
水は低きに流れるので、戸別保証が無くなって、米価がもう少しさがれば一気に「日本の米作りのあり方」が変わる、というか変えないと田んぼが荒れて大変な事になると思っています。
 
そして、長野は「とてもおいしいが新潟と違って名前が売れていない」産地。ビジネスチャンス!
 
一方でミクロな話とすれば、自分ごとで言えば、ワタミが顧客数で居酒屋を弁当ビジネス(ワタミタクショク)が一気に超えて来ていて、お米の仕入れニーズが一気に増えているので、ここに継続性やトレーサビリティーの観点で言っても「大手生産者」のお米を直接繋げたいと強く思っています。そんなこんなで、お米ビジネスに真剣に取り組みたいと思っていました。
 
去年、一昨年と千葉で、5畝(半反)お借りして自分でやってみたり、植え付けお手伝いさせて頂いたりしていましたが、強く思ったのは『中途半端には手を出せない』。機械も高いし、大規模でできる機械を買って、めちゃめちゃ大きい面積でやる覚悟、設計がないと難しいなと悶々としていました。
そんな中、長野に行こうかな〜と考えているとき、運命の出会いを頂きました。

「荻原さんとの出会い」
 
荻原さんと出会ったのは、約1年前。農業系の大きい展示会が、メッセであり、ブースを回っていたところ、顔見知りの、農家向けITソリューションを提供している会社さんのところで紹介されました。
 
年齢は二つ下。ただ、あった瞬間からビビッと来るものがあり、その後東京や長野で何度か飲む事になりました。
 
田植えからお世話になったのですが、どんな人かと言えば、一言で言えば、「こんな人と仕事したい」と思える人でした。若き日の渡辺美樹さんは、こんな感じかもしれない、とも思いました。超前向き、アグレッシブ、エネルギッシュ。現場をしっかり統率しつつ、顔が広く、成熟したビジネスコミュニケーションをとる方です。極めて合理的に仕事を進める一方で、農業という、じっくり取り組まなければどうにもならない地道な仕事に、熱いハートで真正面から向き合っています。
 
元々はエンジニア。
工科の学科でロボットコンテストなどをばりばりやっていたところ、お父様で現社長の方が、農作業中の事故で片腕を落とされてしまいます。
 
若くして現場リーダーとして活躍。耕作面積をどんどん広げつつ、農業の若手の一大組織で1万人規模の登録のある「全国農業青年クラブ」の会長や、若手農家にスポットライトを当てた雑誌「Agrizm」を創刊するなど、突っ走って来ています。
業界のあり方自体変えたい。そう思って、実際に行動する人なので、私はたまたま、すこし彼より長く生きて来たり、いろいろなものを見聞きして来たところもあるので、サポートしたい、一緒に業界を変えたいと、勝手に思っています。
 

「知っている人から米を買うことの大切さ」
 
 
先日日経ビジネスに、福島のホームセンターに行くと、「栃木産」とはんこが押してある米袋が売っていた、と写真付きの記事が載りました。
日本の農産物流通は、ざっくり言えば、トレーサビリティーが怪しいです。産地が書いてあるけど、本当か?という事がよくあります。米についても、このことは当てはまります。(具体的に書くと角が立ちますが、いろいろな事を見聞きしています。)
また、米は特に高齢化が進んでいますし、収益を出すにはかなり大規模に、高価な設備を整えてやる必要があるので、なかなか参入できません。つまり、このまま行くと、米作は産業として衰退死していく可能性があります。
 
この先が見えない世の中。いつTPPで自給率が下がり、田んぼが荒れ、米作は衰退死どころか突然死するともしれません。その後ハイパーインフレでも来ようものなら、都市部が食糧パニックにならないとも限りません。
 
知っている人から継続的に米を買う。その事は、安全面、継続性の面で価値のある事ではないでしょうか?
 
「木村処女作米」を買ってくれたお客様は、お米の最初のお客様。ずっとずっと、ちゃんとしたお米を、みなさんが困らない価格で提供します。
 
是非、買って下さい!!!