“演説⇒決選投票”というオープンな仕組みの、“グループ密室政治”に対する勝利

今日、民主代表戦のプロセスを見ることができました。

野田さん、若いし、特定のしがらみの無さそうな経歴なので、大変期待しつつ、今回の結果を好感しています。
マスコミに対しても毅然としていて、いいなと思いました。

今回特に感じたのが、「無記名投票、決選投票」という仕組みが良かったと思います。
わりとオープンで、盛り上がったかと。
野田さんの演説が素晴らしかったから勝てたと言えなくないと思います。
 
逆に言えば“貸し借り”で成り立つ密室政治、グループを作って鉄の結束を作る という小沢さん的なプロトコルの負けだと思いました。鹿野さんがスーツ脱いだから勝てたわけでもないと思います。

そういう意味では、民主党のグループリーダーは、今回
「この非常時の日本のトップを決める選挙だ。自由投票にするから、リーダーを自分の考えで選びなさい」
というのが正解だった気がします。

 
よく、民主主義は、非効率だけれど、最悪のことが起きにくいから、消去法的にすばらしい。 専制君主制は君主がすばらしければベストだけれど、だめだったとき悲劇だからやめたほうがいい、という話があります。

 
ただ、これだけ情報化、スピードが求められる今、プロセスはシンプルなほうが良くて、ゆがみが減ると思います。また、トップのリーダーシップは強いほうがいいと思います。
なので、やはり国民が直接関われるトップを選ぶ仕組み、特に勝ち抜き戦で最後決選投票がある仕組みがあったほうがいいと思います。
 
ということで、日本に大統領制が生まれるといいな、と今日あらためて思いました。

また、今回民主党のお偉方が、我欲で野田さんの邪魔をするようなことが無いこと。民主党若手リーダーがチームワーク良く機能することを希望します。
 
がんばれ、野田さん!